「軽いは高い!?」1620円メロンショートは極限の軽さだった
はい、こんにちは。
はい、こんにちは。
つい先日、マ・パティスリー、略してマパテ、伊勢丹新宿店のデパ地下にある期間限定のスイーツショップを通りがかった私。
すると衝撃の風景が。
うわっ、SATSUKI……だと…?
えー、本当にあのSATSUKI?
うわー、どうしよう。こりゃ困ったことになったな。
だってー、SATSUKIでなにか買うってなったら、一切れ1000円オーバーのあのスーパーシリーズを買うことになるじゃないですか。
なんというか、さすがにこの値段はケーキに払うべき値段なの?と思っちゃうんですよね。
レストランには1万円を払えても、バーには5000円を払えても、持ち帰りのケーキには……いやいや、そんなわけないですわ。
愛する伊勢丹が食べるチャンスをくれたんですし、これぞ天啓を思って食べてみたいと思います。
見ての通りのお値段なわけですが、並びにはワンピース3500円オーバーの「エクストラスーパー」シリーズのケーキもありましたよ、うん。
ですが、それらを選ぶほどの勇気はありませんでしたので、次のチャンスがあったときにはさんざん悩もうと思います。
というわけで、我が家にSATSUKIの紙袋が降臨です。
じゃん。
じゃじゃーん。
写真で伝わりますかね。
3つとも、常軌を逸した巨大さです。
これ、ひとりで食べられるのかな。
この投稿では、とりま、一番有名な「スーパーメロンショートケーキ」の感想を書きます。
のこり2つについては、そのうち、ボチボチ書くこととします。
今のうちに書いておきますが、どちらもかなり個性的なケーキでしたよ。
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パティスリーSATSUKI
スーパーメロンショートケーキ
1620円
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というわけで、スーパーメロンショートケーキです。
あの帝国ホテル、オークラに並ぶ国産ホテル御三家のニューオータニ。そこにある有名パティスリーが、ニューオータニの40周年を記念して発表した超プレミアムシリーズのひとつ。
まさにスーパーなメロンショートケーキなわけです。
断面からはメロンと思しきものがチラホラ見えているわけですが、上にドサッと乗っているのもメロンですね。うんうん。
こんなに細かく切って酸化しないものなのかなあ。
もしかしてゆるっとしたゼリーてきなものでコーティングされている?
美しいバックスタイル。
後ろが生クリームでモッコリしていると、いかにもショートケーキって感じで嬉しいものですね。
さあ、目では愛でた。
次は食べてみましょう。
舌が鈍る前に、上のメロンをちょびっと食べてみたり。
生クリーム単体の味を確かめてみたり。
……くっ。
おいしい。
いくぞ。ばくり。
うわあ。
なんて綺麗な味のケーキなんだろう……。
なんかですね、ネットで調べてみたところ「口に入れた瞬間にさっと消えていってしまう魔法のような口溶けに、中島グランシェフは一番こだわったという」とか書いてあって「へー」と思っていたんですが、想像をはるかに超えてこの言葉の通り。
食べたことないくらいミルキーで、ものすごく脂肪分高い生クリームが、めちゃくちゃ香しくもおいしいんですが(ミルクに「香しい」という言葉を当てたくなったのは生まれて始めてです)、同時にメロンの独特な香気が、生クリームのミルキーさの先に後にと、ぶわんぶわん飛んでくる。
そして、スポンジが……、あれ?スポンジ?スポンジはどこにいった?となるくらいに、すべてがすわぁぁああと音をたてるかのように消えていくんです。
クリームもスポンジもしっかり甘いのに、凄まじいスピードで溶け消えていくから、メロンの甘さ、コク、香味だけが残って、ああフルーティとなるんですよ。
あれだけ巨大に見えたケーキがスルスルと口の中に吸い込まれていきます。
まるでなにかのマジックを見ているかのようですよ……。
なんでも、登山道具や自転車パーツの世界では、「軽いは高い」だといいます。
一般的な道具よりも100グラム軽い道具は1万円高く、300グラム軽い道具は3万円高いんだそうです。
そんな話を思い出しました。
そうか、このケーキのお値段がこんなに高いのは、極限まで食味を軽くするためのコストなのか!……?
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「パティスリーSATSUKI」(パティスリー サツキ)
シェフはニューオータニ生え抜きの中島眞介さん。彼は栗の扱いが得意だそうです(くっ、マパテラインナップにモンブランあったのに…!)。
ホテル内で併設されているカフェはケーキバイキングがめちゃくちゃ人気で、たしか予約を受け付けてないので、めっちゃ行列ができるときいたことがあるような。
ピエール・エルメとコラボしたフルコースを提供するとかチャレンジングな試みをしてみたりも。
芸能人とか財界人とか、とにかく有名人がフラッと来ては食事をとっていることでも知られてます。
なんでもあのサッチーが自分の家のごとく使ってたとか、なんとか。
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