アボカドがまるで上質な脂のように…赤ワイン飲みたい!

「ガツンとおいしいものが食べたいなあ。予算はビール1杯を含め2000円くらい」って状況のとき、私たちがその選択肢にハンバーガーを含めるようになったのはいつのことでしょうか。

日本(まさか東京だけってことはないと思うんですが)におけるグルメバーガーの隆盛はとどまるところを知らず、それくらいの値段のハンバーガーを「あんまおいしくないよね」と言う人はついぞ見かけたことがない昨今です。

そうなれば次の問題は、どのメニューをチョイスするのか、でしょう。

個人的には、幼い頃の憧れハンバーガー・モスバーガーの影響で、チリソースが入っているものを見るとツバがジュルっと湧き出るんですが、一般的には、アボカドバーガーが安定した人気を誇っているようですね。
アボカド?どうせOLは抗酸化作用が大好きだからアボカド出しときゃ喜ぶだろだとか思ってんじゃないの?ねえねえ、と考えんでもないですが、お肉とアボカドの組み合わせが抜群においしいのも確かです。

というわけで(どんなわけで?)、メディアの寵児と化す勢いで大人気な笠原さんのお店「賛否両論」のデリ形態「賛否両論笠原商店」のアボカドハンバーグを食べてみたいと思います。

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そう、これがアボカド&ハンバーグ……ってあれれ?
アボカドが上に乗ってるんじゃないの?とプチ衝撃。

ま、買って食べてみましょう。

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なんてったって今をきらめく賛否両論の笠原さん。
しかも調べたところ、これって当店のなかでも人気商品みたいでして。

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賛否両論 笠原商店(さんぴりょうろん かさはらしょうてん)
笠原さんちのアボカドハンバーグ
891円
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とりあえずの感想としては、でかいー!です。
10センチ近くあるんじゃないかな。
レンジで温め、いただきましょう。

パカリと割ったときのサプライズ感。

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こりゃぎっしりですね。
食ーべよ。

ん、おいしい、おいしい。

お肉はけっこう細挽き。
そして、なんというか普通以上にガッチリと練ってある。

そして、お弁当の常套として豚100%なのかな?と思いきや、鶏がかなり入ってる感。
これを良いとするか、「これじゃハンバーグっていうより、ツクネじゃん。がっかり」とするか。

でも鶏を感じると豚だけより和食屋さんのハンバーグ感が出るのは確かですかね。

で、不思議な風味が後を引く。なんだろ。あんま馴染みのないスパイス?
ナツメグだけじゃないような気がするなあ。んんん?
あれ、もしかしてこのハンバーグって鶏レバー入ってる?
んー舌に自信がもてない。

さらにソースがかなり特徴的。
赤ワインの味。ワインどころか、ブランデーでも入ってそうなくらいのガツンとした大人味。
そこらの「濃厚赤ワインソース」「濃厚デミグラス」「濃厚ビーフシチュー」らも裸足で逃げ出すパンチ力です。

こういう重いソースって、ビーフ100%みたいな強い味にぶつけるのが常套ですよね?
なのにこのソースを鶏肉っぽいハンバーグに合わせるなんてと思いきや、先に述べた、このハンバーグが含んでいる不思議なコク(鶏レバー?)に、このソースがやたらマッチするんです。

まるでビストロでパテ・ド・カンパーニュ的な内蔵使っている系料理を食べているような気分です。しかもガツンとしたソースをかけて。
こりゃご飯のオカズというよりは、お酒だな……。

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あ、アボカドについて書くの忘れてました。
アボカドはそのビジュアルインパクトほどは目立った味を発揮してませんでした。

が、この濃厚ソースの前では独特の青臭さはかき消えており、まるでひき肉の中に入れ込まれた融点が低くサラリと溶ける上等な脂、みたいな感じになってました。

うん、やっぱこりゃお酒ですね。

ちなみにサイズも味も、ふたりでひとつで十分。
コスパ良好と思います。

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「賛否両論 笠原商店」(さんぴりょうろん かさはらしょうてん)
恵比寿から広尾方面に歩いた先にある日本料理屋さん「賛否両論」の、デリショップ。
賛否両論という名前で、料理屋さんはもちろん、立ち飲みっぽいお店とか出してたり、オリジナルのチョコを売ってたり。
ものすごい人気!
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