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World Chocolate Masters ワールド チョコレート マスターズ
7個入り
3780円
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さて、「サロン・デュ・ショコラ2018」で買ってきたセレクションボックス(ぜんぶ違うショコラティエの作品が一気に食べられるもの)全レビュー。
大きい「アヴァンチュール」の次は、一番やさしいお値段(ww)の、「World Chocolate Masters」(ワールド チョコレート マスターズ)です。
これは、私がレビューさせていただきます!

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なんでも「ワールド チョコレート マスターズ」は、〈世界的なショコラの大会「ワールド チョコレート マスターズ」で日本代表として戦ったメンバーの傑作な新作を一度に味わえるBOX〉とのこと。
さらには、〈素材と素材の組み合わせが共通のテーマ〉らしいです。
だからチョコの名前が素材の羅列なんですね。なるほどー。

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普段、あまりチョコを食べない私。
メゾン・デュ・ショコラ初参加&初食べです。
怖い!
ぜんぜん味が理解できなかったら恥ずかしい。
と、思いきや、これがすっごく美味しいんですよ。

そう、「ワールド チョコレート マスターズ」、普段チョコを食べつけない人間でも食べやすく、しかもちゃんと美味しいと思えるショコラばかり。
なんだー、すごく嬉しい。

しかも食べてて、とても楽しい。
それはきっと、チョコのことはよく知らなくても、素材ひとつひとつは知っているものばかりだから。タイトルを見ながら「カシス」とか「シナモン」とか、その食材の記憶を反すうして類推しながら味を探ることができるからなのかも。
それに、知っている食べ物がチョコとあわさって意外な一面を見せてくれるのって、ものすごくエキサイティング。
でも、その分、頭と舌が焼ききれるほどにフル回転です。
これはもう、完全に知的ゲームですよ。

そしてですが、味が鮮やかでセクシーなチョコが多いように思いました。
これが大人のショコラなのか。
お供にお酒が欲しい…。
あ、あと、他のボックスよりもひとつひとつのショコラのポーションが1.5倍くらい大きかったです。お買い得!

では、ショコラ個別の感想です。
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左からスタート。右へ〜っていう順番です。


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山本健(2005年代表)
〈塩とピーナッツ〉
名前のとおり、塩がガツンと効いたピーナッツクリーム的なアタックの次に、とってもミルキーなチョコの味。
そのうち苦すぎるぐらい苦い余韻が生まれて、綺麗さっぱりな終幕。
口中の味の変化が、ものすごくハッキリ鮮やかで、どこを切り取っても美味しい。
フルコースみたい。


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和泉光一
(2005代表)
〈ピーチとアーモンド〉
華やかなピーチがが大爆発したと思ったら、一気にアーモンドと、どっしりチョコ。
この3つがそれぞれ、とっても美しい香り。
美味しくって、うわあ、と声が出た。


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水野直己
(2007年代表)
〈いちじくとカシスとシナモン〉
パフがいちじくを表現してる?それとも本物のいちじくのプチプチが入っている?どっちかはわからないけど、食感が面白い。
カシスの赤〜い感じの鮮烈な酸味に引っ張られながらゼリー状の層を噛みしめるといちじくの味がグン!と高まる。
そして、最後にシナモンの埃っぽい香りで、甘くて酸っぱいだけじゃない、大人のショコラだなあという感じ。


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平井茂雄
(2009年代表)
〈レモンとフランボワーズ〉
レモンもフランボワーズも大爆発。ほんと鮮やか。ほんとお菓子づくりの技術ってすごい。
そんなピチピチとした甘酸っぱさの後には高濃度カカオな苦味でピシッ!と締めるから、まったく甘ったるくない。
そして、晴れやかで楚々とした酸味の印象だけが残る。
ビジュアルと味があってるのか、あってないのか、ぜんぜんわからないけど、飛び道具的な味なのかなと思いきや、本当にちゃんと考えて誠実に作っているんだということが理解できた。


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植崎義明
(2011年代表)
〈キャラメルとアーモンド〉
びっくりするくらい香ばしいアーモンドクラッシュがガリガリ。
口の中で味が、ハイスピードかつ複雑怪奇かつ何度も変わるので、さっぱりわけわかりませんでした。
ちなみに上に乗っているのが何なのか、それもぜんぜんわかりませんでした。
ただ、美味しい。
チョコの美味しさの凄みを感じる。
でも、地味ww


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垣本晃宏
(2013年代表)
〈ジンジャータイムとマンゴー〉
かなり鮮烈で甘みのない生姜と、タイムの香りからスタート。そして、熟れたマンゴーの艶やかなゴージャスさ。上質なカカオ。
「セレブのアジアンリゾート」という言葉が思い浮かんだ。
これが、私的ベスト。一発でファンになりました。
お店(アッサンブラージュ・カキモト)は京都かー。通販見当たらない。うん、絶対にいつか他の味も食べに行く。


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小野林範
(2015年代表)
〈キャラメルナチュールとカモミール〉
これも好き…。
ミルキーなキャラメルが支配的なんだけど、そこから顔を出すカモミールの香りがなんとも楽しく、ふたつが混ざると、バナナのような官能的な香気が。
カモミールは乾燥させたお茶じゃなくて、生花の感じ。
可愛いのに、美しい…貴い。美味しい…。

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以上、「ワールド チョコレート マスターズ」の7個のショコラについての感想でした。

しかし、アレですね。
あまり高級チョコを口に入れずに生きてきた人生でした。
でも、今回、かなり集中して味わってみたら、凄まじい地平が広がってました。
なんか、すべての味の解像度が高い感じ。
これは、ほんと凄まじい…。
みんなこんなモノを食べてたんですね。
いやいや、やっぱりチョコって恐ろしい…。