尊すぎる!この高貴な味がこんなに安価でいいの?

今日も伊勢丹B1デパ地下巡り。
ワインショップの横あたり、伊勢丹メンズ館に至る通路の直前、そう、あのセレクトショップ的なお店を覗いていたんです。
あ、フェルベールのコンフィチュールって、今こんなに種類が増えているんだ。20種類どころじゃないよ?なんて思いながらブラブラと。

そんで、久しぶりにHEDIARD(エディアール)でパンを買おうかな、と思ったんです。

HEDIARDはフランスの高級食料品店。
例えば、同じくフランスのフォション。イタリアのペック。あと、イータリー(最近東京駅にできましたよね!)、英国のフォートナム&メイソンみたいなもの。
日本では紀伊国屋とか?そういう感じのお店ですね。

で、そのHEDIARDブランドのパン屋さんをチラッと見た瞬間です。
ん?あれって“カンノーリ”ってやつじゃないの?って。

IMG_2464
そう、映画「ゴッドファーザー」やアニメ「おさるのジョージ」に出てくるカンノーリですよ(いま調べたら正式にはカンノーロっていうらしいですが、日本ではカンノーリが一般的だと思います)。
あれ食べてみたかったんですよーと思いきや、商品名は「パイコロネ」。あれー?

店員さんに聞いたところ別物とのこと。
あー、そっか。カンノーリはイタリアのお菓子ですもんね
(ジョージはNY在住だけどイタリア系移民のレストランで食べるのです)。
HEDIARDはフランス。
でもいいや。買っちゃおう。

味は2種類。
プレーンと紅茶。
うーん、どっちも外せないので、両方1本づつを買います。
まあ、きっとこれくらいはペロリと食べられるでしょう。
たぶん。

IMG_1724
伝統の重みを感じるHEDIARDの黒と赤。
フォションが圧倒的に女性的なデザインなのに対し、こっちは中性的。
かなり力強い雰囲気ですけども。

IMG_2508
…………………………………
【手前】
HEDIARD(エディアール)
パイコルネ
152円

【奥】
HEDIARD(エディアール)
紅茶のパイコルネ
162円
…………………………………

ふむ。意外に大きい。
そして、なんというか、想像よりもかたい。
重さは想像したくらいなんですけどね。

そして、満を持してパクリ。
なにコレおいしい。
なんだよもー。おいしすぎてヒザから崩れ落ちるやつじゃないですか。

まわりの生地はパイなんですね。
「パリパリ」「サクサク」「グニグニ」はちょっと違う、「サグッ」って感じ。
油分が強い感じもしない。
小麦がどっしりというわけでもない。
一言にパイと言っても、その有り様は様々なようです。
なかでもコレはそんな頻繁には出会わないタイプ。

IMG_1722
箱入り娘じゃない、自由奔放に膨れ上がった生地。
けっこう焼き込んであって軽やかなのに芯がしっかりしている。
ほんとおいしい。

そしてですよ。すっごくたっぷりのクリームです。
これが、うっすらレモンが効いていてどこまでも軽い。
あああ、こんなに大量のクリームが口に入るのに、まったく重さを感じない。一気に食べてしまうー。
でも本望というほかない。
上に乗っているアーモンドがカリリ。
香ばしい。嬉しい。

8割がた食べたところで我に返って、もう一本の紅茶味の方に手を伸ばします。

すると、先ほどのプレーン味とは趣がぜんぜん違う。
たっぷりクリームの軽やかさはそのままに、すごい量の香り。
まごう事なき、香りが主役の一品なんです。

鼻腔をフッと軽やかにかすめるだけが香りじゃない。
しっかりした質量をもって堂々と佇む高貴な香り。

香水でもそうだけど、こういう香りを発する食べ物にチープなものは少ない。
なのにです。
この紅茶のパイコルネ。お値段を覚えておいででしょうか。
162円。
はっきり言って安すぎる。みんな絶対に食べた方がいいよー。

ああ、どっちのコルネも、パン屋さんが作るお菓子に感じがちな野暮ったさを感じない(いや、それが逆に良かったりなんですけど)。
すごいなあ。

ちなみに、手に取ると大きいし、見るからにクリームが多すぎて食べきれるか不安になると思うけど、ぜんぜん大丈夫。
瞬殺。
品質を考えたら震えるほど安いんだし、ひとり2種類1本づつ。
これがマストな量かと思いますよ。

…………………………………
「HEDIARD」(エディアール)
パリ・マドレーヌ広場にある150年あまりの歴史をもつ有名食料品店。
フランス植民地からの珍しい食材を扱っていたみたいです。
古い顧客リストには、ヘミングウェイとかピカソとか、歴代の仏大統領とか。
伊勢丹のお店でもパンだけじゃなくワインとかジャムとかいろいろ売っているし、カウンターのイートインで飲むワイン&おつまみも最高!幸せ!ってなりますよ。
http://www.ct-c.co.jp/foods/hediard.html
…………………………………