クラシックな定番品はバランス感が重要

東京のデパ地下でパンを買おうと思うと、とにかくどこででも出くわすブーランジェリーがあります。
それが、MAISON KAYSER(メゾンカイザー)。

調べたところ、伊勢丹新宿店には昔出店してたけど2010年に一度閉店。2016年に再出店。そして今に至るとのこと。

2016年のことは覚えてますよ。
正直、伊勢丹よ!お前もか!って思いました。
だって、ほんと申し訳ないけど、どこにいってもMAISON KAYSERなんですもん。

まあ、グダグダ言いたい事は長いので、下の方に書きます。
要は愛好しているMAISON KAYSERで、おやつ用にパンを買いました、ということです。

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今回はトラディショナルなパン オ ショコラにしました。
なんども食べたことがあるパンなんですけどね。
ちょっとだけチョコを食べたい気分だったので。

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MAISON KAYSER(メゾンカイザー)
パン オ ショコラ
238円
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色気のない、シンプルな写真を撮ってしまいましたが、中身は下のとおり。

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うん。素敵。
クロワッサン地がふんわり重層的で美味しそう。

いつも思うけど、こういう生地のパンを割るときって、なんとも言えない背徳的な気持ちになりません?
表面のパリパリが崩れ落ちるのとかが、「汚しちゃいけない」って気分にさせるのかな。
せっかくふんわりしている生地にギュッと指のあとがつくのが、なのかな。

話を戻します。

お味はいつもの安定感。
スタンダードという言葉が似つかわしいです。

まず前提として、この生地をおいしくないと言う人はそうそういないことでしょう。
そのうえパンとしてのバランスが秀逸です。
甘すぎず、バターも強すぎない。

バターがブワンブワン香るリッチさをクロワッサンに求める向きもあるとは思いますが、私にとっては、奇異なインパクトを狙ってない、このまっすぐさがクロワッサン生地に求めるものです。

そこにパンチが効いたカカオ比率高めな苦甘いチョコがニュルリと2筋。
まあ、おいしいよね。

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気泡が伸びやかですねー。
ん?チョコが少ない?
いやいや、かなり濃厚なチョコなんですよ。
この味、この量だからこそ甘いだけの菓子パンじゃない、「まさにパンオショコラ」って味になるんです。チョコの砂糖がパン生地の塩を引き立たせるんですよ、ほんと。
バランスこそが大切なのです。

いっしょに飲むものは、絶対にコーヒー。
紅茶は違う。
ワインはあうようなーーうーん、あんまり軽い赤ワインじゃ違う気もするけど、重いワインと食べる種類のものでもないし。
牛乳?ミルクコーヒーぐらいなら良いようにも思います。

さて、もうひとくさり。
さっきの、「伊勢丹よ!お前もか!」話です。

日本におけるフランスそのままの雰囲気醸してる系の有名パン屋さんといえばたぶん、ポール、ヴィロン、メゾンカイザー。それに加えてオーバカナルな感じです。
なのに、なんでメゾンカイザーばっかり店舗がいっぱい。どうしてずるい。

みんな違ってみんな良いはずなのに。
挙句、伊勢丹までメゾンカイザーですよ。
別の店でもよかったんじゃないの?ねえ?

でも、確かにおいしいんですよメゾンカイザー。
食べるたびに好きになっていくんです。
便利だからたびたび食べる。
気心が知れると、疲れたときほど定番のメゾンカイザーで買っちゃう。
また好きになる、というわけです。
でも悔しい。

さらに本場フランスっぽさ満開の大きい資本パン屋さん勢力図について。

上記のお店たちはいまや老舗みたいなもの。
あ、あと、渋谷だけだけどドゥマゴがあるか。
で、新興としては、ドミニクサブロンが日本撤退(あのマキシムドパリ系だったので!涙)、ロブションは3店、ベイクルーズのゴントランシェリエが業態変更でブールアンジュって名前になってフランスなの?的な感じになってる印象ですかね。
まあ、あまり詳しくないので、取りこぼしありそうですが。

個人的に一番思い入れがあるのは、今はなき竹下通りのオーバカナル。
小学生のときに初めて食べたベリータルトに衝撃を受けて、前を通るたび、母におねだりしていたなあ。

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「MAISON KAYSER」(メゾンカイザー)
フランスのパン屋さん。
国内での主要店舗は21。うち都内16ですって。
ケーキやアイス、コンフィチュールを取り扱っているお店もあります。
あと、店舗限定商品とかもあったりとか。
ちなみになにかの雑誌に、いくつかの国内有名フレンチレストランが、ここのトゥルトというパンを使っていると書いてあったような。
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