お酒と一緒に齧りたいアンバーカラーのガリガリカヌレ

相変わらず焼きっぱなしのお菓子が好きな私。
仕事の合間に伊勢丹新宿店のデパ地下を歩き、いそいそとnoix de beurre(ノワ・ドゥ・ブール)の列に並んだのでした。

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なのに自分の順が巡ってくる前に、そういえば自宅に残ってるお菓子があるんだった、アレそろそろ食べないとじゃなかった?ていうか食べ切れる?……数々の思いが去来して、結果、カヌレをたったひとつだけ買って帰る羽目に……。

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noix de beurre(ノワ・ドゥ・ブール)
カヌレ
195円
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なんだか造形がスタイリッシュですね。
そして直径が小さい。2.5センチくらい。
こんなに小さいカヌレは初めて見たかもしれません。
列に並んでいたときの自分の弱気が推測できます。

しかし同時に、こんなに硬いカヌレも初めてかも、とも思います。
指で触ってもまったく弾性を感じないというか、カリカリどころかガリガリバリバリ?と不安に駆られます。
フォークを添えたものの、ナイフがないと太刀打ちできない…。

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割ってみました。
上に至るにつれ大きくなっていく気泡の立ち上がりが美しい。
さあさあ食べてみましょう。
うーん、これは手づかみだな。

うっ、おいしい。
そしてやっぱり硬いw
表面にシロップをかけてカラメル化してる?ってレベルで硬い。
でもですが、それがとてもおいしい。

カヌレって中身が「ヌメもちっ」としてるじゃないですか。
それとカリカリのコントラストがたまらない。

ああ、そういえばこのカヌレ生地の「ヌメもちっ」が、昔は苦手だったなあ。
膨らみきってない小麦粉の不思議な食感。
なんかお好み焼きみたいじゃないですか?
いつから私、大丈夫になったんだろう。

ていうか、カヌレってどうやって作るんでしたっけ?
こんど調べてみよう。

しかし繰り返しますけど、本当に香ばしいな。
底と上部が格別。
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見てください。
濃い茶色のガリガリが、分厚い。
そして、歯に挟まって痛いレベルで硬い。
苦味が勝って、もはや、あまり甘くない。
香ばしい。

加えて、バニラのフレーバーの活きが良いんです。
ラム酒の香りも良い。
おいしいカレーも同じだけど、香りに「活き」ってありますよね。
香りが良いと何段階もおいしいんだよなあ。

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ここまで香ばしいと、絶対にお酒にあうんでしょうね。
なんかこのお店のお菓子って焼き込みが強くて味も太いから、お酒に合わせたくなるんですよ。
40度のお酒にだって負けないと思う。

友達の家で食後にお酒を飲んでるときに「どうぞ」って出てきたりしたらもう、なんかすごい格好いいじゃないですか。
少しづつ齧りながらチビチビ飲むんですよ、きっと。
ああ素敵。
よし今度やろう。

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「noix de beurre」(ノワ・ドゥ・ブール)
いつ行ってもやっぱり混んでいる「作りたて」をウリにしているケーキのお店。
ケーキと焼き菓子、どっちも美味しそうだけど、今は特に焼き菓子が人気みたいです。
店舗は、新宿伊勢丹と日本橋三越だけ。
行くしかない!
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