これは子供のファンシー菓子じゃない!まさかの大人向けビター味
さあ、発音してみましょう。
「アンリ・シャルパンティエ」。
ああ、なんて舌と唇が気持ち良い言葉なのでしょうか。
というのはさておき、都内どころか日本中に驚くべきパワーで店舗を拡大している神戸の洋菓子店、アンリ・シャルパンティエ。
お金持ちの家に遊びに行くとここのフィナンシェがお茶菓子として出てきがち、ってな印象のお店ですね。
そんなことないですかね。
というのもさておき、伊勢丹デパ地下をぼーっと歩いていた私の心を射抜いたこのケーキ、見てくださいよ。
「プディング・シュー」ですって!
なんてファンシーな!!
心を奪われた私は、さっそく1つ購入。
家路を急いだのでした。
とはいえ、ですよ。
この時点で私は、このお菓子のことを、過小評価していたのです。
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HENRI CHARPENTIER(アンリ・シャルパンティエ)
プディング・シュー
324円
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だってほら、シュークリーム生地のなかにプリンちゃんですよ、ねえ。
ゆるキャラっぽいとでもいいますか、「子供向け商品」って感じするじゃないですか。
値段も安いし。
写真を明るめにしてみると、中のプリンの宝石感がすごい。
しかもチープなオモチャの宝石って感じですよ。
プリン本体もカラメル部分も、どっちも見るからにゼラチン強め。
ブルンブルンのプリンプリンですよ。
超かわいい。
プリンの横には生クリーム。
下には、シロップびちゃびちゃの生地層?
さらに下にはカスタードクリームがたっぷり。
食べてみましょう。
うー。あー。
子供向けとか思ってごめん。
子供だまし感というか、嘘くささがゼロ。
完全に想像の斜め上を行ってます。
プリンが甘さ控えめのキリッとした味。ゼラチンはとってもビター。
てか、カラメルってこんなにもシュー生地にあうんですか。
最高じゃないですか。
シロップシミシミ生地がこれまた良い仕事。
お店で見たときに「お酒は使用してません」とのことでしたが、洋酒っぽいコクのあるフレイバーも感じます。
う、うーん、何度味わっても、おいしい。
十分すぎるくらいに甘いのに、味のバランスが大人っぽくて、めちゃくちゃ食べやすい。
これは「おやつ」というより、完全に「大人のスイーツ」と呼ぶべき仕上がりです。
あああ。「子供っぽい」と早とちりしたのも、予想と違う!ってなったのもひとり相撲ではありますが、ここまで見た目と味の印象がガラリと違うだなんて、ほんと、してやられたって気分です。
こういう嬉しいサプライズはテンション上がるなー。
幸せー。
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「HENRI CHARPENTIER」(アンリ・シャルパンティエ)
兵庫県神戸市の高級住宅街・芦屋。
日本有数のスイーツ激戦区として知られるこの街で、1975年から第一線を走り続ける洋菓子の老舗。
当店の看板商品「フィナンシェ」はなんと、3年連続で世界一の販売数を誇るとして、2017年に3度目のギネス認定を獲得したとんでもないモンスター店でもあります。
全国に約100店を展開。
銀座の柳通り(キルフェボンとかある通り)にある「銀座メゾン」はかなりカッコイイので見に行くべし。
通販もありますよ。
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