ついつい話題にしたくなるのは見た目の可愛らしさだけじゃない
伊勢丹新宿店のデパ地下で、アイスを食べて、和菓子を見てまったり。
そこからパンを見つつ洋菓子方面へ～と歩けば、どうやったって導線に入る、アンデルセンが繰り出すブランド「it’s SANDWICH MAGIC」（イッツ サンドイッチ マジック）のお店。
こちらを拝見するたびに思うのですが、商品のビジュアルが粒ぞろいすぎるんですよね。
ズルいーってレベルでオシャレ。
これぞ、インスタばえ。
ほら、こんな感じ。
かつ、味はアンデルセン品質なわけですからね。
そんなん買っちゃうでしょ。
というわけで、今回もチョロっと視界に入った、ミニサイズのハンバーガーを買いました。
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it’s SANDWICH MAGIC（イッツ サンドイッチ マジック）
3種のスタミナプチバーガー
756円
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スタミナかー。
スタミナ欲しいなあ。すっかり夏にやられているからなあ。
袋から出すとこんなです。
いや、こっちの写真の方がいいかな。
まあ、すぐに串から外すんですけどね。
ひとつあたりのハンバーガーの直径は60ミリ程度のミニサイズ。
しかし見ての通りかなり分厚いんで、食べごたえもありそうです。
てか、３つぜんぶ、具だけじゃなくてパンも違うんですよね。
手間かかってるなあ。
順番に食べてみましょう。
まずは、「チキン竜田+サルサソース」です。
上から、パプリカ、ズッキーニ、サルサソース、チキン竜田、レタス（ロメインとかみたいな品種のやつ）。
半分にざくり。
いただきます。
う、ああ、口の中が夏！
鶏と夏野菜にサルサソースなんて、マッチしないはずがないじゃないですか。
チキン竜田だって言うから一瞬和の要素でも入るのかいなと思いきや、そこはサルサソース。
しかし、サルサ！メキシコ！南米！じゃなくて、私の舌は一瞬にして「これはイタリアン」って認識。
だってトマト、ズッキーニ、パプリカといえば慣れ親しんだラタトゥユな組み合わせ。
有元葉子さんの本を読んで作り置きのラタトゥユを作り続けた大学生時代が懐かしいなあ。
人はやはり、目の前の論理よりも習慣にとらわれるものですよ。
もっと細かいところを言えば、ズッキーニの焼き具合が浅くて、食感豊か。
これこれ！って言いたくなる食感です。
チキンのコロモが限界まで油切れよくサッパリ。
もはや爽やかとさえ言えるレベル。
パンは見た目よりもずっとギュムっとしている食感。
食材とのバランスが取れているなあ。おいしいなあ。
結論。おいしい。
次行きましょう。
「コロッケ+カレー」です。
パカリ。
ふむ。
お肉。キーマカレーですね。
半分カット。
上から順に、カレー、ポテトコロッケ、レタス、です。
いただきましょう。
ぐ。
予想と違った。
カレーコロッケ的な懐かしノスタルジー系じゃなかった。
ビッと塩っぱくて、辛いキーマカレー。酸味も強くて、スパイシー。
それをまる～～～んとさせる甘ーいコロッケ。
おおお。
なんというアメムチ。
なんというギャップ芸。
必要以上に「甘いご褒美ありがとうございます！」って言いたくなる自分に気付きます。
それにやっぱ、カレーコロッケじゃなくて、カレー＆コロッケである意味がありますね。
それぞれ単体の美味しさをしっかりと感じさせた後に、組み合わせの妙を味わわせる。
この時間軸こそが、食事のエンタメ感、喜びを高めます。
パンは典型的ハンバーガーバンズっぽい感じで、スルリ口どけが良好です。
結論、これもおいしい。
ラスト行きましょう。
「ハンバーグ+マスタード」。
これはハンバーガーアイデンティ強めですかね。
最初の２つはハンバーガーとサンドイッチの中間みたいな具材でしたし。
上にチョイとケチャップで、ハンバーグ。そしてレタス。
しかしこの分厚いハンバーグ、真っ白です。
鶏肉なのでしょうか。
食べます。
んー。これは鶏と豚のミックスかな。
それにしては白いけど、そんな感じの味。
味付けはプレーン。
で、構成がシンプルがゆえかとにかくパンが目立ちます。
フランスパンっぽい中力粉感。
そしてたぶん全粒粉。
噛みごたえグニッグニ、旨味もガツン。
噛めば噛むほど小麦のおいしさに引き込まれるんです。
うん。おいしい。
やっぱ冷えた牛肉には賛否両論あるからポークとかなのかなあ。
常温で食べる前提のお弁当のハンバーグも、牛肉100%とか合い挽き肉よりもポーク100％にするか、ないしはチキン100％でつくね・チキンミートボールにするのが常套ですものね。
まあ、結局いわゆる普通のハンバーガーは見当たらず、味に関して絶対ひとつは「おおお!?」ってなるツッコミポイントを入れる感じ。
これが見た目の華やかさとともについつい話題にしたくなる、そういう「バズ」を誘発する現代的な商品作りなのかもしれません。
一番のツッコミポイントは、商品名でしたけどね。
いったいどこにスタミナが？
まあ、おいしいからいいけれども。
オススメできます！
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「it’s SANDWICH MAGIC」（イッツ サンドイッチ マジック）
老舗・アンデルセンが経営しているサンドイッチ専門店。
普段づかいな食事サイズはもちろん、２人くらい用サイズとか、パーティのフィンガーフードにぴったりの箱サイズとかの取り扱いも。
お土産にバッチリ使えますよね。
「現状、どれもおいしい」という状態を継続中。
引き続き観察したいと思います。
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