秋風に抗う桃とミルクと夏の残り香
「今年のジェラートシーズンは終了よ」。
そう言いたげな雨風がビュービューと吹いてます。
昨日には、最大規模の台風まで来ました。
いやいや、ふざけるな。
お前の正義はそんなにちっぽけなものなのか?
お前の正義はそんなにちっぽけなものなのか?
ジェラートは秋でも冬でもおいしいんだよ。
そう言い切ったとたん、ジワリと不安が襲ってきます。
……と、続けようと思いましたが、今座っているカフェの冷房が寒く、急激に集中力を失いました。
ですので、いつもどおりのテンションでお送りしたいと思います。
さて、ここ数日の急激な気温の低下はまぎれもない事実。
なので8回目になる「2018年 プレミアム マリオジェラテリア 食べまくり記録」なる一連の記録はこれが最後になるかと思います。
が、最後の最後で猛烈においしそうな味が投下されてました。
新商品です。
場所はいつもの新宿伊勢丹デパ地下のマリオジェラテリアですよ。
これこれ。
名前が長い、「桃のクレームブリュレ」。
やったー。
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プレミアム マリオジェラテリア
Sサイズ(2種)
420円
【右】
リッチミルク
【左】
桃のクレームブリュレ
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改めて先の写真の商品解説を読みますと、桃のクレームブリュレは…
「卵の風味豊かなベースに、甘酸っぱい桃をあわせ、ほろ苦いカラメルとチップをトッピング。」
ほう。
おいしそうなキラーワードの羅列。
ですが、チップってなんだ?
「ほろ苦いカラメルと、チップ」なの?
「ほろ苦い、カラメルとチップ」なの?
対して、リッチミルク。
こちらも商品解説を転記。
「ミルクのやさしい甘みとコクを活かしたジェラート。どのフレーバーとの組み合わせでも良く合います。」
おおなんて優しい物言い。
こちらリッチミルクから食べてみます。
ん。
おいしい。
おいしすぎる。
このリッチミルク、おいしいソフトクリームみたいです。
北海道旅行すると、行く先々で「とれたて新鮮ミルクのソフトクリーム」が食べられるじゃないですか。
あれらを上回るような、鮮度抜群な味がするんです。
牛乳屋さんじゃないのに、ここまで牛乳を前面に出しても、味が破綻しないもんなんだなあ。
ちなみに私、新千歳空港のソフトクリーム(空港の売店で各企業がしのぎを削ってご自慢のソフトクリームを販売。超過密ソフトクリーム銀座となっている)では、めっきり「よつ葉乳業」派なのですが、もしマリオジェラテリアが新千歳にあったなら、よつ葉乳業と交互に食べるくらいは好き。
おいしい。
普通のお店だったら、コレ一つを大々的な看板商品にして商売が回るくらいの実力。
マリオジェラテリア、もっと大声で宣伝しなよ!、もっと欲を出して!!と言いたくなります。
さて、大褒めをしたリッチミルクのあとには、今日の大本命、桃のクレームブリュレを食べてみましょう。
こっちもおいしい。
まず桃。
想像以上に桃のフレッシュを感じます。
桃フレッシュ!!
しかし、香水の如く桃がブワンブワンと香るわけではない。
エッセンスを煮詰めた香水というよりは、小さなブーケからホワリと薫るくらいのボリューム感です。
その小さなブーケに、ときより歯と舌に触れるカラメルが、苦味でぐっと陰影を付けます。
なんていうなんですかね。
天然自然のフレッシュが、インテリジェンスあふれる甘苦きキャラメルと出会えた奇跡にカンパイ!感というか。
天然&天才な若手キャラと、実力も権力も欲しいがままにしている老人キャラとの偶然の出会いと、不思議な交流。
そして、激動のクライマックスへ!
よかったね、本当によかったね!
……みたいなのあるじゃないですか。
わかりますよね。天然自然のフレッシュが、インテリジェンスあふれる甘苦きキャラメルと出会えた奇跡にカンパイ!感というか。
天然&天才な若手キャラと、実力も権力も欲しいがままにしている老人キャラとの偶然の出会いと、不思議な交流。
そして、激動のクライマックスへ!
よかったね、本当によかったね!
……みたいなのあるじゃないですか。
そんな、「自然の恵みと人の叡智が出会う料理」に独特のおいしさ。
そう、それはもう、水が滴りそうに新鮮なフルーツ果汁と、洗練を極めた蒸留酒を混ぜ合わせたカクテルのように。
自然と、ああ、オトナになって良かったー、みたいなことをつぶやきたくなります。
そう、それはもう、水が滴りそうに新鮮なフルーツ果汁と、洗練を極めた蒸留酒を混ぜ合わせたカクテルのように。
熱い肉汁をたたえた牛肉のスライスへ、年代物のビネガーをふりかけた一皿のように。
自然と、ああ、オトナになって良かったー、みたいなことをつぶやきたくなります。
うーん、リッチミルクと交互に食べたり、一緒に食べたりすると、桃のクレームブリュレの「卵感」がよく感じ取れますねー。
クレームブリュレと名うつだけあって、カスタード感が強いです。
あ、疑問に思っていた「チップ」ですが、カラメルのチップだったみたいです。
クレームブリュレですものね。
なるほどそりゃそうだ。

マリオジェラテリアの激おいしいウエハース(コレと思われる)で小麦の風味を足して食べても、これまた格別。
これぞ正義。
それではごきげんよう。
【2018年 プレミアム マリオジェラテリア 食べまくり記録】
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「Premium MarioGelateria」(プレミアム マリオジェラテリア)
手作りジェラート専門店マリオジェラテリアのスペシャルショップ。
マリオジェラテリアは銀座や横浜みなとみらいの路面店とか、渋谷のヒカリエに入ってたりとかだけど「プレミアム」とつくのは、伊勢丹新宿店と、伊勢丹立川店だけ!
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