伊勢丹屈指の行列バターサンド?はホロホロ上品味
やっと行列ゼロ!
やったー。
というわけで、近頃の伊勢丹デパ地下でもっとも長い行列を作っていたお店のひとつ、エシレ・パティスリー オ ブール(ÉCHIRÉ PÂTISSERIE AU BEURRE-)の、売り切れ必至だった一番人気の限定商品・サブレサンド3種類をやっと買って食べてみました。
サブレサンドとはいいますが、バターサンドって言っちゃったほうが通りが良いかもしれませんね。
実際、「エシレ サンド」で検索しても、サジェスチョンに「バターサンド」の文字が。んー。まあ、名前付けには本国の意向もあるのでしょう。ブランド構築とは難しいものです。
ずーっと「今日も売り切れかー」と思っていたお菓子が目の前に積み上げられている幸せ。
オーダー用のメニューには……手書きのシールと手書きの付箋。
耳慣れない商品の味を数百人に延々説明し続けたであろう店員さんの苦労が忍ばれます。
というわけで3つの味をひとつづつ購入。
厳重な保冷剤。
先程のメニュー表の「要冷蔵品の為、お持ち歩きのお時間は、1時間30分とさせて頂きます。」の表記を思い出します。
繊細だなー。
これを、パカリ。
するとさらに注記が。
うんうん、わかりました。
ダラダラ写真撮ってないで、すぐに食べますね。
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エシレ・パティスリー オ ブール(ÉCHIRÉ PÂTISSERIE AU BEURRE-)
エシレ・パティスリー オ ブール(ÉCHIRÉ PÂTISSERIE AU BEURRE-)
サブレサンド ピスターシュ
324円
サブレサンド ブール
324円
サブレサンド ラムレザン
324円
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長辺40ミリくらいかな。
上品に食べて5口くらい。
普通にで3口。
本気を出せば2口、というくらいのサイズ感です。
まずは、シンプルな「ブール(beurre)」からいただきましょう。
裏側はシンプル。
ペリペリ剥がします。
うん。
いかにもたっぷりバターが含まれてそうなクッキー。
あ、ついついクッキーと。
フランスにおいては、クッキーやビスケットという言葉は一般的ではなく、どちらもサブレ(=焼き菓子全般)という言葉に回収されるようです。
なにはともあれ、いただきまーす。
バターだなーー。
これは、どこまでもバターだなーという味。
えーと、ブールとは……ああ、フランス語で「バター」の意味なんですね。
なるほど、ど直球だ。
これだけ単体でも売ってほしーと思うほどの濃厚サブレに、口溶けなめらかなホイップバター。
サブレの焼き込み浅いホロホロ系。
粉の主張は抑えて、バターの抜け感が良好です。
なんというか、バターだらけ味なのに、変に軽く、スルスル食べやすい味なんですよね。
口中からの引きも早い。
怖い。
いっぱい食べれちゃうやつですよ、これ。
次に食べたのは、「ピスターシュ」。
うん、ピスタチオ。
すっきり上品、雑味なし。
ピスタチオのキレイな部分だけを抽出したような味です。
バターはもちろん、ピスタチオ由来の油分の重さを感じないんです。
どうやって作っているんだろう。
雑味も含めたピスタチオのガツンとした味を求める人にはちょっと違うかもしれませんが、これはこれでおいしい。
洗練だなー。
そろそろバターが溶け、柔らかくなってきました。
ほんと急いで食べたほうがいいみたい。
最後、「ラムレザン」です。
お、これは前2つとちょっとだけ趣向が違いますよ。
けっこう塩分と糖分が強めの、ガツンとくる味わい。
ラムの残り香も強いし、いつまでも口中が支配されている感覚。
この流れで食べたから強く感じるだけなのかな…。
そう、3種類食べてみて思ったのは、全体的に上品!ということ。
日常のお菓子じゃなくて、よそ行き味という感じです。
コーヒーじゃなくて、紅茶が合う味。
お酒を一緒に飲むなら…かろうじてウイスキーですかね。でも水で割りたいなあ。
ピスタチオは白ワインともいけるかも。
あ、いや、違う。どれもシャンパンとかの泡モノならいける!
ていうか、そもそも、バターってどのお酒にあうとされているんでしょうかね。
ふー。
最後にもうひとこと。
「消費期限 翌日」。
でも、ひとりで一気に3つは多い!
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「ÉCHIRÉ PÂTISSERIE AU BEURRE」(エシレ・パティスリー オ ブール)
エシレバターをたっぷり使ったお菓子の店。
エシレの専門ショップとしては国内3店目で、当店は焼き菓子に特化している様子。
お菓子っていうか、まずはエシレバターが食べたいよ!って人も、当店でってましたよ。他のデパ地下にもあると思うけど。
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