手が全く止まらない天然エナジーバーの恐怖
京都の料亭、和久傳(わくでん)。
京都の料亭、和久傳(わくでん)。
以前から憧れを感じつつ、その敷居の高さにモジモジ。
しかしせっかくブログを始めたのだから、色々なものを買って食べてみよう。
そう思います。
いくら40〜50歳台を「まだまだ若造よの」とするような高みの世界だとしても、実際、中年がいい歳してモジモジってのも可愛くないですからね。
というわけで、先日の柚子ピール&チョコのお菓子「柚香」(ゆうか)に続き、新発売の「果椒」(かしょう)を食べます。
まあ、新発売っていったって、2~3カ月たっているんですけどね。
モジモジしている間に時間が過ぎてしまいましたよ。
こんな感じ。
うーん、興味をそそられるビジュアルです。
だってねえ、ナッツだのドライフルーツだのがいっぱいですよ。
私どっちも好きでして。
よっぽど変な方向に転ばない限り、どう考えてもおいしいに決っている組み合わせ。
それに加えて作っているのが和久傳。
完璧ですよ。
間違いない。
よし。サクサクと買って食べましょう。
こんな専用の紙袋に入れてくれました。
ちょっと話が変わりますが、専用袋って萌えじゃないですか?いや、萌えですよね。
それだけのために作られた、それにしかピッタリ適合しない専用袋。
歪つで不器用、無愛想。でも場を得れば誰よりも何よりもしっくりマッチ。最高のパフォーマンスを発揮するんです。
ちょお前、なんてピュアな存在なんだよ…って感じじゃないですか。
ああ。
やっぱ和久傳は、パッケージデザインがいつも素敵ですねー。
中身のざっかけない感じとの対比がねー、ほんと良い。素敵。
和久傳(わくでん)
果椒(かしょう)
2700円
…………………………………
飲む気マンマンな写真を失礼。
さあ、食べてみましょう。
おっ、カリリ。グニニ。バリボリ。
おいしい。
…いや、ほんとおいしい。
1口目もおいしいけど、3口、5口と食べるたびにジワジワ、さらにおいしくなってくる。
うん、基本的には、先に述べたようにナッツとドライフルーツを糖類で寄せ固めて、という、見た目と味がまんま合致したような商品なんですよ。
でも、名前が「果椒」。
そう、山椒が入っているんです。
山椒。和山椒。
山椒があうのはウナギだけじゃありません。
ふわり、けっこう強めに香ります。
わー、ぜんぜん違和感がない。
それどころか、ひたすらおいしい。
うー。成分表を見て、中には入っているものを書き出しました。
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アーモンド、くるみ、ピスタチオ、マカダミアナッツ、カシューナッツ、いちじく、小豆、チェリートマト、クランベリー、柚子。
黒糖、ハチミツ、砂糖、和三盆、麦芽糖。
…………………………
小豆もあったのか…え?トマト入ってた?わかんなかった。
おお、糖類5種類。
麦芽糖って水飴ってことだよね。
というか、この並びで「砂糖」に合理的な意味はあるのでしょうか。
5種類をブレンドすることで生み出される効果とは何ぞや。どれもこれもわかりません。
固くもないし、柔らかくもない。歯にくっつかない。これ、たぶんユーザーの年齢層を考えるだに、ものすごくこだわったところなんでしょうけど、実に適度。
適度さがすごい。
これを生み出すために試行錯誤した結果が5種類なのかも。うん、きっとそうに違いありません。
もちろん友達とのお喋りの際にお茶菓子として出しても、全員の手が止まらなくなることが予想されます。
3人もいれば一度にぜんぶ食べ切れちゃうんじゃないでしょうか。
けっこうなサイズなのにね。
その際には何を飲むべきか。
重い黒糖やナッツが入っているからコーヒーにもお酒にもベストマッチ。
ドライフルーツや山椒が入っているから、紅茶にも、緑茶にもぴったりとマッチするだろうなあ。
あ、中国茶はヤバいくらいあう。絶対。
赤ワインには、胡椒とか山椒とかのニュアンスが含まれていることが多いので、絶対にあう。
山椒だからもちろん、日本酒にもあう。
その場合は辛めの日本酒がベターかな。どうかな。
スピリッツにも絶対あう。ジンとかいいかも。
黒糖だからウイスキーにあう。ラムにあう…って、あわないものを探す方が難しそうです。
地味に便利なお菓子なのかも。
ああしかし、ナッツとドライフルーツ、どちらも非常に健康によろしく、ぎゅーっとおいしさが凝縮している食材です。
でも、それと同時にカロリーもかなーり凝縮されているのは確かでして、先程からほんと止まらずに動き続きる手と口と胃。彼らをそろそろ止めなくてはいけません。
なのに、甘みの適度さも、食感・味の多種多様な豊かさも、すべてがこの手を止めない方向に向いてます。
それと同時に、山椒。
この山椒が入っているからこそ、こんなにも、何で?ってくらい軽やかにパクパク食べられるのでしょうね。
この山椒が入っているからこそ、こんなにも、何で?ってくらい軽やかにパクパク食べられるのでしょうね。
ああ、もう、ほんと止まりませんよ。
なんて罪作りな。
ほんとこれ、どうしよう。
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「紫野和久傳」(わくでん)
京都の料亭のお菓子。
高級で、上品で、しかも、甘いのが苦手な人も断然イケるお菓子を探している人には天国。
パッケージが上等、味も上等。
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